検査・診断
検査を行い、親知らずの位置や状態、周囲の神経や骨との関係を詳しく確認します。この検査結果をもとに、抜歯の必要性や難易度を判断します。
当院では、安全な抜歯のためにこの工程を特に重視しています。
親知らずの抜歯
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親知らずが生えているからと言って、必ず抜かなければいけないわけではありません。親知らずを残しておき、将来、入れ歯やブリッジの土台として使ったり、失った歯の代わりに移植したりする方法もあります。
一方で、スペースがないところに無理やり生えてきた親知らずは、その時点では問題がなくてもいずれ悪影響を及ぼす可能性が高くなります。痛くなってからでは抜歯が難しいこともあるので、予防的に抜いておくことも選択肢の1つです。
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STEP01
検査を行い、親知らずの位置や状態、周囲の神経や骨との関係を詳しく確認します。この検査結果をもとに、抜歯の必要性や難易度を判断します。
当院では、安全な抜歯のためにこの工程を特に重視しています。
STEP02
検査結果をもとに、抜歯が必要な理由や治療方法、想定されるリスクなどをわかりやすくご説明します。疑問点や不安なことがあれば、遠慮なくお尋ねください。
STEP03
痛みを感じないよう、局所麻酔を行います。表面麻酔を併用し、注射の痛みも軽減しています。
STEP04
親知らずの状態によっては、歯茎を切開したり、歯を分割したりする場合があります。できるだけ負担の少ない方法で、丁寧に抜歯を行います。
STEP05
歯茎を縫合して、止血を確認します。ガーゼを噛んでいただき、しっかりと止血を行います。
STEP06
抜歯後の過ごし方や注意点について説明します。痛み止めなどのお薬もお渡しします。腫れや痛みを最小限に抑えるためのアドバイスもさせていただきます。
STEP07
抜糸や経過確認のため再度ご来院いただきます。傷の治り具合を確認し、必要に応じて追加の処置を行います。
親知らずを抜くことで、次のような合併症が起こる可能性があります。合併症について、術前にしっかりご説明させていただきますので、ご不安な点はどうぞ遠慮なくお尋ねください。
抜歯後、一時的に痛みや腫れが出ることがあります。特に下の歯のほうが腫れやすいと言われています。基本的には処方する痛み止めで対応可能で、通常は数日から1週間程度で治まります。
親知らずの位置によっては、手術によって神経を傷つけてしまい、感覚麻痺が起こることがあります。検査を行い、親知らずと神経の位置関係を把握したうえで、手術に伴うリスクについてご説明いたします。
鼻につながる上顎洞と呼ばれる空洞が、親知らずの抜歯部分とつながってしまうことがあります。これを上顎洞穿孔と言います。
3週間ほどで自然に塞がることがほとんどですが、つながったままの場合は口から鼻に水が漏れたり、上顎洞炎を起こしたりする可能性があります。